大湯沼
大湯沼
沼一面に立ち昇る白い蒸気と、季節ごとに姿を変えるニセコ連峰との
美しいコントラストが楽しめる大湯沼。
沼底から硫黄を含んだガスや水蒸気を噴出しており、
沼に流れ込む水に成分が溶け込んだ、天然温泉の沼です。
湧き出す湯はもちろん、気温が下がるにつれて蒸気の量も増え、
大自然のエネルギーを感じることができます。
隣接している町営温泉施設「蘭越町交流促進センター雪秩父」の湯は、
この大湯沼から引かれています。
大湯沼の歴史
大湯沼は昭和30年代まで湯沼ともいわれており、大正中期まで間歇泉が噴出していました。第一次世界大戦による硫黄の高騰を受けて、湯沼からの硫黄の汲み上げが行われた結果、構造に変化が生じ、大正10年代には噴出がなくなったといわれています。
-参考文献 新蘭越町史より-
硫黄の小球
大湯沼には学術的にも貴重な「黄色球状硫黄」と呼ばれる、黄色いカナリヤのえさのイナキビに穴をあけたような姿をした小球が無数に沼端に打ち寄せられています。発見当時は、学名「中空球状硫黄」と命名され学者から珍しがられ、どのような結果からこのようなものができたのか研究されていたといわれています。
-参考文献 新蘭越町史より-
交通案内
大湯沼までの交通案内につきましては、同サイト内ページ「交流促進センター雪秩父」の【交通案内】をご覧ください。