産業
豊かな米どころ蘭越。まちを支える大地の力
米政策改革の基本指針となる「蘭越町地域水田ビジョン」を平成16年4月に策定。蘭越町の基幹産業は農業であり、幾度も清流日本一に輝いた母なる川、尻別川とその支流流域の豊かな沃野に広がる水田約3,000haを有しています。高台地帯は果菜類などの畑作を行っており、一部肉用牛・牛乳等の畜産農家もあります。
代表的な作物は、消費者から「おいしいらんこし米」としての高い評価を受け、良食味米として全道的に有名な「らんこし米」です。
全体的な傾向としては、稲作中心の経営形態から水田と畑作の複合経営に移行しつつあり、近年の農業を取り巻く国際環境の変化や農作物の価格の低迷など極めて厳しい状況にある一方、農家戸数の減少により1戸当りの経営面積は増加しております。
パワーアップ事業による基盤整備等生産性の向上に努めるとともに、メロン、イチゴ、アスパラ等振興作物の作付戸数・面積が拡大の傾向にあり、さらにトマト、カボチャ、ほうれん草の栽培による畑作の振興が実を結んできております。
漁業においては、ウニなどの水産資源の確保をはじめとする栽培供給基地としての役割を担うべく、長期的視野に立った経営基盤の確立に努力しているところです。
林業では、森林資源の維持培養を推進し、21世紀への有効活用に備えています。