まちの歴史(明治36~41)

明治36(1903年)

2 石田恂一、戸長に就任
6・15 北海道鉄道株式会社、倶知安・熱郛間(第4工区)の鉄道敷設工事に着手。
明治37・7竣工
6 田中館惣吉、目名に未開地の貸付けを受け、翌37年小作人20戸を入れ、開墾に着手→田中館農場。
6 平田敬信、白須重右衛門、カイカラ沢の未開地の貸付けを受け、小作人を入れて開墾に着手→平田農場。
8 目国内青年会設立。

この年
◇目名(現名駒)より目国内に至る里道開通。
◇斉藤慶治、チリベツに貸付けを受けた未開地を、辻元吉に譲る。38年辻は地目を変更して小作人30余戸を入れ、開墾に着手→辻農場。
◇三浦キヨ、阿部篤信、柴田与治右衛門ら、ユサンベツの未開地の貸付けを受け、翌37年春、小作人を入れて開墾に着手。
明治39年広瀬悦太郎に譲渡、広瀬農場となる。
◇現清水の開墾地より出火、現清水、三笠、名駒一帯が山火となり、大きな被害がでる。
このころ
◇木村才一郎ら15名により、養蚕伝習所開設。

明治37(1904年)

3 伊藤義道、戸長に就任。
4 昆布に昆布駐在所を設置。
5 現豊国橋付近に村認可の蘭越渡船場を設置。
8 昆布神社(祭神天照皇大神)を創建。
9・1 昆布簡易教育所開所。
明治41・2・21 第五南尻別尋常小学校として独立。
大正5・7・4 昆布尋常小学校と改称。
同 11・4・1 昆布尋常高等小学校となる。
昭和22・4・1 昆布小学校と改称。
同 25・5・1 学校組合となる。
9・18 ユサンベツ川ユサンベツと、ニンベツ川ニンベツとに官設渡船場設置。
9 田下寅治(禎信)、農場内に水力による木工場を設け、建築材、鉄道枕木、箱材の製材を始める。
昭和4廃業。
10・15 北海道鉄道(現函館本線函館・小樽間)開通。村内に磯谷(現目名)、蘭越、昆布の3駅開業する。
11 青山徳治、青山温泉を開業。
12・20 昆布郵便局開局。
大正10・12・26 電信、電話事務開始

この年
◇蘭越停車場道路、目名(磯谷)停車場道路、昆布停車場道路できる。
◇川上弥助、南部川未開地の貸付けを受け、翌38年から小作人を入れて開墾に着手→川上農場。

明治38(1905年)

1~3 後藤竹次郎、尻別川から氷を採取、氷倉に保存して、夏季に販売をする。
2・1 中目名市街予定地の貸付け願書受付け開始。
2・4 区画数を超過したので願書の受付けを中止。
6 田下農場支配人宅で、寺子屋式教育を始める。
6 農会、島古丹ほか三村と分離して、南尻別村農会となる。
8 南尻別森林監守駐在所を目名(現名駒)に設置。10月中目名に移し、12月蘭越に移る。
9・2 目国内簡易教育所開所
明治41・11・7 第6南尻別尋常小学校として独立。
昭和22・4・1 三和小学校と改称。
10・31 ナンブ川ナンブに官設渡船場設置。

この年
◇目名(磯谷)停車場より、三之助に至る里道開通。
◇蘭越停車場より、字南部川尻別川岸に至る里道開通。
◇野原吾八郎、ユサンベツ未開地の貸付けを受け、埼玉県より小作人を入れて、翌39年から開墾に着手する。

明治39(1906年)

5・1 貝殻沢に貝殻沢簡易教育所開所。
明治42・4・1 第7南尻別尋常小学校として独立。
大正5・7 上目名尋常小学校と改称。
昭和22・4・1 田下小学校と改称。
6 昆布に大本寺(日蓮宗)設立。
7 目名(現名駒)に北海道地方費森林南尻別監護員駐在所設置。
明治43・12・21 駐在所を中目名に移転。
9 志根津川青年会設立。
9 日本赤十字社南尻別支部結成。
10・15 昆布尋常小学校付属中昆布特別教授所、岩野農場事務所を仮校舎として開所。
大正7・5・17 中昆布尋常小学校として独立。
同 11・4・1 昆布尋常高等小学校中昆布分教場となる。
昭和7・4・1 ふたたび独立して中昆布尋常小学校となる。
同 22・4・1 立川小学校と改称。
11 大谷地冷礦泉(大谷地)営業を始める。
12・15 磯谷駅を目名駅に改称。

この年
◇免古地常三郎、大井輝前の蘭越の貸付け地を譲り受け、開墾に着手する→免古地農場。
◇蘭越のカネセ勝間清五郎、みその醸造を始める。

明治40(1907年)

3・2 貝殻沢駅逓(現上目名)、中目名(現田下)に移転して中目名駅逓と改称される。
3・7 小野農場成功検査により無償付与。
明治42 小野農場を解散小作人、自作農となる。
5・13 国道42号(東京・札幌間)、蕨岱・大谷地・倶知安を通ることに改正告示される。
6・23 第5南尻別尋常小学校付属湯山別特別教授所開所。
明治43・11・1 第8南尻別尋常小学校として独立。
昭和5・7・11 湯山別尋常小学校と改称。
同 22・4・1 湯里小学校と改称。
12・17 中目名(現目名)に八幡神社を創建。応神天皇を祀る。
大正5・2・17村社となる。

この年
◇昆布より中昆布を経て、弁辺(現豊浦)村界に至る里道開通。
◇志根津川の野宮源次郎ら、岩手県より西瓜、マクワ瓜の種子をとりよせ、約1町歩を栽培(西瓜1個3銭)。
◇梅沢利吉、小野寺勘二郎ほか8名の南部川の貸付けを譲り受け、翌41年、小作人7戸を入れて開墾に着手する。→梅沢農場。
◇八幡神社(旧目国内神社分社)現吉国に創建。

明治41(1908年)

4・1 小学校令の改正に伴い、村内各学校の校名を第一、第二...と改称、義務教育の年限を4年から6年にする。
4・11 中目名(現目名)郵便局開局。
4 新見直太郎、温泉を発見、45年夏より新見温泉として営業。
5・26 蘭越、目名両駅逓廃止。
7・8 目名(現名駒)市街の火災により、巡査駐在所ほか27戸全焼。
7 中目名に中目名(現目名)巡査駐在所を設置。

この年
◇昆布より尻別川を渡り、堀谷農場を経て狩太村界に至る里道開通。
◇蘭越より小南部を経て、目国内に至る殖民道路開通。
◇目名停車場より国道に達する中目名原野道路開通。
◇昆布川岸に、曹洞宗説教所設立。
大正4・4・4 大林寺となる。
昭和13・8 現在地に移転。
◇昆布に火災あり、その直後昆布火防組合を結成、腕用ポンプ1台を備える。
◇中目名に平田敬信の「頌功碑」を建てる(書は日下部鳴鶴)。
◇中目名駅逓の宿泊一泊一人40銭。

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