後期高齢者医療制度とは?
75歳以上の方と65歳~74歳で一定の障がいのある方を対象とした、新しい独立した医療制度です。
後期高齢者医療制度って?
75歳以上の方などは、平成20年3月まで、国民健康保険や被用者保険※などの医療保険制度に加入しながら、老人保健制度で医療を受けていましたが、平成 20年4月からはこれらを脱退し、新しく創設される「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)」で医療を受ける事になりました。
※被用者保険とは、政府管掌健康保険、組合管掌健康保険、船員保険、各種共済組合などの総称です。(市町村の国保や国保組合は含まれません)
制度創設の趣旨
老人医療費を中心に国民の医療費が増えています。
近年の急速な少子高齢化の中で、老人医療費を中心に国民医療費が増大する状況にあり、今後も高齢化の進展により医療費の増大が見込まれています。
将来にわたり安心して医療を受けられるしくみが必要です。
後期高齢者の皆さんが将来にわたり安心して医療を受けられるよう、増大する老人医療費を安定的に賄うため、持続可能な医療制度を構築することが必要となっています。
後期高齢者の心身の特性にふさわしい医療が求められています。
後期高齢者の方々は、複数の病気にかかったり、治療が長期にわたったりする傾向が多く見られるといった特性があります。
こうした心身の特性や生活実態等にふさわしい医療を提供することが求められています。
こうした状況を踏まえ、後期高齢者の皆さんが将来にわたり安心して医療を受けられるよう持続可能な医療制度を構築するため、都道府県ごとにすべての市町村が加入する広域連合が制度の運営主体となり、新たな後期高齢者医療制度が創設されました。