税に関するQ&A(Q14)

Q14 土地の価格は年々下落しているのに、固定資産税は上昇しています。何故ですか。

固定資産税は課税標準額に税率(1.4%)を乗じて求めます。固定資産税の課税標準額は原則として固定資産の価格(評価額)とされております。
この価格とは正常な状態において取引される適正な時価とされておりまして、具体的には不動産鑑定士から求められた鑑定価格の7割をもって算定されることとなっております。
しかしながら現在において宅地の課税標準額については、ただいま説明しました適正な時価、すなわち鑑定価格の7割に達していないのが全国的な実情で、蘭越町においても同様です。
原則どおり鑑定価格の7割で課税しますと税負担が一気に上昇しますので、納税者の負担を考慮して、負担水準による調整措置が講じられ、年数%ずつなだらかに上昇させることで適正な時価と課税標準額との乖離を縮める措置が取られております。

このようなことから、評価額が下落しても、課税標準額は依然として適正な時価のレベルに達していないので、そのまま税額の減となならないということです。

※納税通知書を発送する際、課税明細書を同封しておりますが、その明細書に評価額と、課税標準額を合わせて記載しておりますので、確認してください。

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